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更新日:2024年6月10日

投稿日:2024年6月10日

Googleマップの口コミ投稿で身バレする可能性と対策方法

近年、Googleマップの口コミ投稿は、お店選びの重要な判断材料として定着しつつあります。
一方で、気軽に口コミを投稿できる反面、身バレのリスクを感じる人も少なくありません。
この記事では、Googleマップの口コミ投稿における身バレの可能性と、その対策方法について詳しく解説します。

Googleマップ口コミ投稿での身バレリスクはあるのか

Googleマップの口コミ投稿は、基本的に匿名性が高く設計されています。
投稿者のプロフィール情報が限定的で、本名や連絡先などの個人情報が直接公開されることはありません。
つまり、適切な設定をしていれば、口コミ投稿から身元が特定されるリスクは低いと言えるでしょう。

口コミ投稿者が特定されるケースもある

しかし、特定の条件下では、口コミ投稿者が特定されるケースも存在します。
例えば、Googleアカウントに本名を使用していたり、プロフィール画像に自分の顔写真を設定していたりすると、知り合いに身バレする可能性があります。

また、口コミ内容に個人的な情報を含めてしまうと、店舗関係者などに投稿者が特定されるかもしれません。
例えば、「先週の金曜日に妻と二人で来店し、窓際の席で食事をした」といった具体的な内容を書いてしまうと、その日に勤務していたスタッフに投稿者が特定される恐れがあります。

口コミ投稿から身バレするリスクは、完全にゼロではないことを理解しておく必要があります。

口コミ投稿から身バレする原因と事例

口コミ投稿から身バレするパターンには、主に以下のようなものがあります。

Googleアカウント名を本名にしている

Googleアカウントの名前を本名で登録していると、その名前がそのまま口コミ投稿に表示されます。

例えば、「山田太郎」という名前でGoogleアカウントを登録し、地元の飲食店の口コミを投稿したとします。
もし、その飲食店に山田太郎という名前の常連客がいれば、店舗関係者は口コミ投稿者が誰なのかすぐに特定できてしまうでしょう。

このように、Googleアカウント名を本名にしていると、口コミ投稿から身バレするリスクが高くなります。

アイコンを自分の写真にしている

プロフィールのアイコンに自分の顔写真を使用していると、その画像から投稿者が特定されやすくなります。
他のSNSでも同じ写真を使っている場合は、特に注意が必要です。

例えば、FacebookやInstagramで使用しているプロフィール写真と同じ画像をGoogleアカウントのアイコンに設定していたとします。
その状態で口コミを投稿すると、その画像を見た知り合いに身バレするリスクが高まります。

同じプロフィール写真を使い回すことは、身バレのリスクを高める行為だと言えます。

口コミ内容に個人が特定できる情報を含んでいる

口コミ内容に、来店日時や注文した料理、店員とのやり取りなど、詳細な個人的情報を含めてしまうと、店舗関係者に投稿者が特定される恐れがあります。

例えば、「先週の金曜日の夜8時頃に来店し、カウンター席で○○を注文した。
その際、Aさんに丁寧に対応してもらった」といった口コミを投稿したとします。
この口コミを見た店舗関係者は、勤務シフトや注文履歴から、投稿者が誰なのかを特定できるかもしれません。

口コミ内容には、できるだけ個人を特定できるような詳細な情報を含めないようにすることが大切です。

投稿写真からプライベートな情報が漏れている

口コミに添付する写真から、個人的な情報が漏れてしまうこともあります。
例えば、写真に写り込んだ自分の持ち物や、映り込んだ自分の姿などから、投稿者が特定されるリスクがあります。

例えば、自分の手元を写した料理の写真を口コミに添付したとします。
その写真に、自分の腕時計や指輪が写り込んでいると、それらの特徴から投稿者が特定されるかもしれません。

また、店内の鏡に自分の姿が映り込んでいる写真を投稿すると、その姿から投稿者が特定されるリスクがあります。

口コミに写真を添付する際は、写真に写り込んでいるものに十分注意を払う必要があります。

発信者情報開示請求などの法的手段を取られた場合

極めてまれなケースですが、口コミ内容が名誉毀損に当たると判断された場合、発信者情報開示請求によって投稿者の情報がプロバイダから開示されることがあります。

発信者情報開示請求とは、インターネット上の誹謗中傷などの被害にあった場合に、被害者がプロバイダに対して、加害者の情報開示を請求できる制度です。
この請求が認められると、投稿者の氏名や住所などの個人情報が開示されることになります。

ただし、一般的な口コミ投稿では、このようなリスクは非常に低いと言えます。
店舗の評判を不当に傷つけるような悪質な投稿でない限り、発信者情報開示請求のリスクを過度に心配する必要はないでしょう。

とはいえ、誹謗中傷や嫌がらせなどの違法行為に当たる内容の投稿は厳に慎むべきです。

口コミ投稿時の身バレを防止する対策

口コミ投稿時の身バレを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

Googleアカウント名を本名以外の名称にする

Googleアカウントの名前を本名以外のニックネームや匿名の名称に変更することで、身バレのリスクを軽減できます。

アカウント名の変更は、Googleアカウントの設定ページから簡単に行うことができます。
「個人情報」タブの「名前」欄で、新しい名前を入力し、保存するだけです。

ただし、アカウント名を変更しても、過去の投稿の名前は変更されないので注意が必要です。
過去の投稿が身バレにつながる可能性がある場合は、別途対策を講じる必要があります。

アイコンを個人が特定できない画像に変更する

プロフィールのアイコンを、自分の顔写真以外の画像に変更しましょう。
風景写真やイラストなど、個人が特定できない画像を選ぶのがおすすめです。

Googleアカウントのアイコンは、設定ページの「プロフィール写真」から変更できます。
「写真を変更」をクリックし、アップロードする画像を選択するだけで、簡単にアイコンを変更できます。

自分の顔写真を使わないことで、知り合いに身バレするリスクを大幅に減らすことができるでしょう。

口コミ内容に個人情報を含めないようにする

口コミ内容には、できるだけ個人的な情報を含めないようにしましょう。
来店日時や注文内容など、詳細な情報は避けるのが賢明です。

例えば、「先週の金曜日に来店した」という情報は、「先日来店した」という表現に変えるだけで、個人が特定されるリスクを下げることができます。

また、店員の名前を挙げるのも避けた方が良いでしょう。
「○○さんに丁寧に対応してもらった」という表現は、「店員の方に丁寧に対応してもらった」というように、個人名を伏せた方が身バレのリスクを減らせます。

口コミ内容は、できるだけシンプルに、個人情報を含めないように心がけましょう。

写真は個人が特定されないものだけ投稿する

口コミに写真を添付する場合は、自分の持ち物や姿が写り込んでいないか確認しましょう。
個人が特定されない写真だけを投稿するように心がけましょう。

例えば、料理の写真を投稿する場合、自分の手元や腕時計などが写り込んでいないか確認します。
また、店内の鏡に自分の姿が映り込んでいないかもチェックしましょう。

個人的な情報が写真から漏れないように、投稿前に一呼吸置いて、写真を見直すことが大切です。

自分の行動圏内の店舗の口コミは控えめにする

自宅や職場の近くにある店舗の口コミは、身バレのリスクが高くなります。
自分の行動圏内の店舗の口コミは、控えめにするのが賢明です。

例えば、自宅の近所にある行きつけの飲食店の口コミを頻繁に投稿していると、その店舗の関係者に投稿者が特定される可能性が高まります。

自分の行動圏内の店舗の口コミは、必要最小限にとどめるのが身バレ防止のコツだと言えます。

口コミ専用のGoogleアカウントを作る

本アカウントとは別に、口コミ投稿専用のGoogleアカウントを作成するのも一つの方法です。
このアカウントでは、本名や顔写真を使わず、匿名性の高い設定にしておきましょう。

口コミ専用アカウントを作ることで、本アカウントの個人情報が口コミ投稿から漏れるリスクを防ぐことができます。
また、口コミ投稿の履歴が本アカウントに残らないというメリットもあります。

ただし、複数のアカウントを使い分けるのは手間がかかるので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

プロフィールの公開範囲を限定する

Googleアカウントのプロフィール情報の公開範囲を、「限定公開」に設定しておくことで、第三者からの閲覧を制限できます。

以下は、Googleアカウントのプロフィール情報の公開範囲を設定する手順です。

ステップ 1:Googleアカウントの管理ページにアクセスします。
ステップ 2:「個人情報」タブをクリックします。
ステップ 3:各項目(氏名、生年月日、性別など)の公開範囲を「限定公開」に変更します。
ステップ 4:最後に「変更を保存」をクリックして設定完了です。

プロフィール情報を限定公開にすることで、第三者があなたの個人情報を閲覧するリスクを減らすことができます。
特に、本名や生年月日などの重要な個人情報は、限定公開にしておくことをおすすめします。

ただし、プロフィール情報の公開範囲を限定しても、口コミ投稿そのものは公開されることに変わりはありません。
口コミ投稿から個人が特定されるリスクを完全に防ぐためには、他の対策と組み合わせることが大切です。

口コミ投稿後に身バレが心配になったら

投稿した口コミは削除できる

口コミを投稿した後に、身バレの不安を感じた場合は、投稿した口コミを削除することができます。
Googleマップアプリやウェブサイトから、自分が投稿した口コミを探し、削除オプションを選択しましょう。

口コミの削除方法は以下の通りです。

ステップ 1:Googleマップアプリまたはウェブサイトにアクセスし、ログインします。
ステップ 2:画面左上のメニューアイコンをクリックし、「マイプレイス」を選択します。
ステップ 3:「マイ投稿」タブをクリックし、削除したい口コミを見つけます。
ステップ 4:口コミ右上の三点リーダーアイコンをクリックし、「削除」を選択します。
ステップ 5:確認画面で「削除」をクリックすれば、口コミが削除されます。

口コミを削除すれば、その口コミから個人が特定されるリスクを取り除くことができます。
ただし、削除した口コミは元に戻せないので、慎重に判断することが大切です。

Googleサポートに削除依頼を出す

万が一、自分では削除できない口コミがあり、身バレのリスクを感じる場合は、Googleのサポートに削除依頼を出すことも可能です。
Googleのヘルプセンターから、問い合わせフォームを利用して依頼を送信しましょう。

削除依頼を送る際は、以下の情報を明記すると良いでしょう。

  • 削除を希望する口コミのURL
  • 削除を希望する理由
  • 口コミ投稿者としての本人確認ができる情報

Googleのサポートチームが削除依頼を審査し、適切と判断されれば、口コミが削除されます。
ただし、審査には時間がかかる場合があるので、早めに依頼を出すことをおすすめします。

また、Googleの削除基準に満たない場合は、削除依頼が却下されることもあります。
削除基準については、Googleのヘルプセンターで確認することができます。

口コミ投稿後に身バレの不安を感じた場合は、まず自分で口コミを削除することを試みましょう。
それでも削除できない場合は、Googleサポートに削除依頼を出すことを検討しましょう。

まとめ

Googleマップの口コミ投稿は、適切な設定と注意を払えば、身バレのリスクを最小限に抑えることができます。
アカウント名やアイコンの設定、口コミ内容や写真の選択に気を配り、自分の行動圏内の店舗の口コミは控えめにするなど、賢明な対策を講じましょう。
万が一、身バレの不安を感じた場合は、投稿した口コミを削除したり、Googleサポートに削除依頼を出したりすることも可能です。

Googleマップの口コミ機能を上手に活用し、お店選びに役立てつつ、自分のプライバシーも守っていきましょう。

以上が、Googleマップの口コミ投稿における身バレリスクと対策方法についての詳しい解説です。
口コミ投稿は便利な機能である一方、適切な注意を払わないと個人情報が漏れるリスクがあることを理解しておきましょう。

自分の投稿が、自分や他者のプライバシーを侵害していないか、一呼吸置いて確認する習慣をつけることが大切です。
また、不特定多数の人々が閲覧するインターネット上では、一度公開された情報を完全に削除することは難しいことも覚えておきましょう。

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