フッターとは?ヘッダーとの違いや機能、要素を解説
Webサイトを構成する上で重要なパーツであるフッター。
サイト訪問者の多くが目にする部分ですが、フッターの意味や機能などはご存知でしょうか?
この記事では、フッターの基本的なことから、デザインのポイントまで幅広く解説していきます。
フッターとは?
フッターとは、WebサイトやWord、Excelなどのドキュメントにおいて、ページの最下部に配置されるエリアのことです。
Webサイトの場合、サイト全体に関わる大切な情報やリンク、著作権表示などがまとめて表示されることが多いです。
WordやExcelでは、ページ番号や文書タイトル、更新日時などを表示する場所として使われます。
フッターは、どのページを見ていても同じ情報が表示されるため、サイトの信頼性や使いやすさを高める重要な役割を担っています。
ヘッダーとフッターの違い
配置場所の違い
ヘッダーはWebサイトやドキュメントの一番上に表示されます。
一方、フッターは一番下に表示され、ページをスクロールして一番下まで行ったときに見えるエリアです。
この配置の違いは、それぞれの役割に関係しており、ユーザーの視線の動きや情報の重要度を考慮して設計されています。
役割と目的の違い
ヘッダーは、主にサイトのロゴやブランドイメージを表現したり、メニューを表示してサイト内の移動をしやすくする役割があります。
サイトに訪れた人が最初に目にする非常に重要な部分です。
一方、フッターは、サイトの補足的な情報や詳しい会社情報、プライバシーポリシーなどの法的情報を表示する場所として使われます。
また、ユーザーがコンテンツを読み終わった後に次の行動を促す役割も担っています。
デザイン上の特徴の違い
ヘッダーは、目を引くデザインや大きなロゴ、わかりやすいメニューなど、ユーザーがすぐに内容を把握できるように設計されていることが多いです。
一方で、フッターはヘッダーほど目立たないデザインで、情報を整理して見やすく表示することが重視されます。
ヘッダーは企業のイメージカラーが使われることが多いのに対し、フッターはモノトーンや落ち着いた色合いが採用される傾向があります。
【参考】ヘッダーとは?メリット、役割を初心者にも分かりやすく解説!
Webサイトにおけるフッターの主な機能
サイト情報の表示機能
フッターは、会社やWebサイトに関する基本的な情報をまとめて表示するのに適した場所です。
会社名、住所、連絡先などの基本情報はもちろん、サイトの更新日や著作権表示など、法律で表示が求められる情報もここに集約されます。
これらの情報は、サイトの信頼性を高め、ユーザーに安心して利用してもらうために欠かせません。
ナビゲーションとしての役割
フッターは、サイト内の主要なページへのリンクを設置することで、補助的なナビゲーションとしても活用できます。
メインコンテンツを読んだ後、ユーザーが関連情報にアクセスしやすくなり、サイト内の回遊性を高める効果があります。
特に、ヘッダーには収まりきらない詳細なメニューを配置する際に効果的です。
問い合わせへの誘導
フッターは、ユーザーにお問い合わせなどの行動を促す重要な場所として機能します。
コンテンツを読み終えたユーザーを自然な流れで問い合わせフォームや資料請求ページへ誘導できます。
電話番号やメールアドレス、問い合わせフォームへのリンクを一箇所にまとめることで、効果的に次のアクションにつなげられます。
サイトマップの設置場所として
フッターは、サイトマップを設置するのにも適した場所です。
サイト全体の構造を視覚的に示すサイトマップは、ユーザーがサイト内を移動しやすくなるだけでなく、SEOの観点からも効果があります。
サイトの階層構造を明確にすることで、検索エンジンがサイト情報を理解しやすくなるためです。
フッターに配置する基本要素
著作権表示
著作権表示は、フッターに必ず配置するべき重要な要素です。
一般的に「© 年号 会社名」という形式で記載され、サイトのコンテンツが法的に保護されていることを示します。
また、年号を毎年更新することで、サイトが適切に管理されていることもアピールできます。
運営者情報
運営者情報には、会社名、所在地、代表者名、事業内容など、会社に関する基本的な情報を記載します。
これは特定商取引法や会社法などの法律で義務付けられているだけでなく、サイトの信頼性を高めるためにも重要です。
情報をきちんと公開することで、ユーザーに安心感を与え、サイトの信頼度を向上させることができます。
CTA(お問い合わせや資料請求ボタン、電話番号など)
CTA(コール・トゥ・アクション)とは、ユーザーに具体的な行動を促すためのボタンやリンクを指します。
フッターにお問い合わせフォームや資料請求ボタン、電話番号などを目立つように配置することで、ユーザーが次の行動を起こしやすくなります。
特に、スマートフォンでは電話番号をタップすると直接発信できる機能を設けるなど、利便性を考慮することが大切です。
お問い合わせ情報
お問い合わせ情報には、電話番号やメールアドレス、受付時間、対応可能な曜日などを具体的に記載します。
ユーザーがスムーズに連絡を取れるように、見やすく配置することが重要です。
また、問い合わせ件数を減らすために、よくある質問(FAQ)へのリンクを併設するのも効果的です。
プライバシーポリシー
プライバシーポリシーは、個人情報を保護するための方針を示す重要な要素です。
特に、個人情報を収集・利用するWebサイトでは、どのような情報を収集し、どのように管理するのかを明確に記載する必要があります。
また、GDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)など、国際的なデータ保護規則に準拠した内容を盛り込むことが求められる場合もあります。
SNSアイコン
SNSアカウントへのリンクをフッターに設置することで、企業やブランドの認知度を高めることができます。
Facebook、Twitter、Instagramなど、主要なSNSアイコンをサイトのデザインに合わせて配置し、ユーザーがアクセスしやすいよう工夫しましょう。
アイコンのサイズや間隔にも注意を払い、押しやすい設計にすることが重要です。
フッターのデザインポイント
レスポンシブ対応のポイント
現在では、多くのユーザーがスマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスでWebサイトを閲覧しています。
そのため、どの画面サイズでも見やすく表示されるレスポンシブデザインは不可欠です。
フッターに情報が多い場合は、アコーディオンメニューやタブ切り替えを活用して、スマホでも使いやすいレイアウトにしましょう。
特に、重要な情報やCTAは、どのデバイスでも視認性が高い位置に配置することがポイントです。
情報の階層構造
フッターに配置する情報は、重要度や関連性に基づいて整理することが重要です。
カテゴリーごとに情報をグループ化し、見出しをつけることで、ユーザーが必要な情報を素早く見つけやすくなります。
また、視覚的に区切り線を入れたり、余白をうまく使うことで、整理された印象を与え、読みやすさを向上させることができます。
見やすさと使いやすさの両立
文字サイズ、行間、背景色と文字色のコントラストなど、読みやすさに影響を与える要素には特に注意しましょう。
背景と文字色のコントラストは、WCAG(Web Content Accessibility Guidelines)などの国際基準を参考にすることで、アクセシビリティを確保できます。
また、ボタンやリンクなどのクリック可能なエリアは十分な大きさを確保し、押しやすくすることがユーザビリティ向上につながります。
まとめ
フッターは、Webサイトを構成する上で非常に重要なパーツです。
適切な情報をわかりやすく表示し、ユーザーの使いやすさを向上させ、法律に基づく情報を掲載するなど、多岐にわたる役割を果たします。
また、スマートフォンやタブレットでも使いやすいデザインにし、アクセシビリティに配慮することは、現代のWebサイト制作において欠かせません。
効果的にフッターを活用することで、Webサイト全体の価値を高め、ユーザーの信頼と満足度を得ることができます。
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