「noindexタグによって除外されました」の意味と対処法

GoogleサーチコンソールでWebサイトの状態を確認していると、「noindexタグによって除外されました」というメッセージを目にすることがあります。
このメッセージの意味や原因、そして適切な対処法について詳しく解説します。

「noindexタグによって除外されました」が表示される原因

意図的にnoindexタグを設定した場合

Webサイトの管理者が特定のページを検索結果に表示させたくない場合、意図的にnoindexタグを設定することがあります。
これは、検索エンジンにそのページをインデックスしないように指示するためのタグです。

例えば、以下のようなページにnoindexタグを設定するケースがあります。

• メンバー限定コンテンツ
• 重複コンテンツのあるページ
• 検索結果に表示する必要のない内部ページ

意図せずnoindexタグが設定された場合

一方で、Webサイトの管理者が意図せずにnoindexタグを設定してしまう場合もあります。
以下のような原因が考えられます。

• プラグインやテーマの設定ミス
• 不適切なSEO対策
• サイトの更新や移行時のミス

意図せずnoindexタグが設定された場合、本来検索結果に表示されるはずのページが除外されてしまい、サイトへのアクセスに影響を与える可能性があります。

「noindexタグによって除外されました」の確認方法

 Google Search Consoleでの確認方法

GoogleサーチコンソールのカバレッジレポートでWebサイトのインデックス状況を確認できます。
「除外」タブの「noindexタグによって除外されました」の項目を確認し、除外されたURLをクリックすると、noindexタグが設定されているページを特定できます。

ブラウザの開発者ツールでの確認方法

各ページのHTMLソースコードを確認することで、noindexタグの有無を確認することもできます。
ブラウザの開発者ツールを使用し、以下のようなタグがhead要素内に存在するか確認します。

<meta name="robots" content="noindex">

noindexタグを設定すべきページ

 検索結果に表示する必要のないページ

以下のようなページは、検索結果に表示する必要がないため、noindexタグを設定することが推奨されます。

• 重複コンテンツのあるページ
• 極端にコンテンツの薄いページ
• パンくずリストのみのページ
• お問い合わせフォームの確認ページやサンキューページ
• 会員登録やログインページ
• 管理画面や内部ページ

重複コンテンツやコンテンツの薄いページ

以下のようなページは、検索エンジンから低品質と見なされる可能性があるため、noindexタグの設定を検討しましょう。

• 重複コンテンツのあるページ
• 極端にコンテンツの薄いページ
• パンくずリストのみのページ

ただし、重複コンテンツの場合は、canonicalタグの設定を優先的に検討することが望ましいです。

noindexタグの設定を解除する方法

WordPressでnoindexタグを解除する方法

WordPressでnoindexタグを設定している場合、以下の手順で解除できます。

1. 管理画面にログインする
2. 「設定」→「表示設定」の順に進む
3. 「検索エンジンでの表示」の項目で「サイトがインデックスされるのを許可する」にチェックを入れる
4. 変更を保存する

また、プラグインやテーマの設定でnoindexタグを設定している場合は、各設定画面で解除する必要があります。

 HTMLファイルでnoindexタグを解除する方法

HTMLファイルに直接noindexタグを記述している場合は、該当のタグを削除するか、以下のように変更します。

<meta name="robots" content="index, follow">

noindexタグの設定による影響と注意点

検索流入への影響

noindexタグを設定したページは、検索エンジンのインデックスから除外されるため、そのページへの検索流入が見込めなくなります。
重要なページにnoindexタグを設定してしまうと、サイトのアクセス数や売上に大きな影響を与える可能性があります。

サイト運営における注意点

noindexタグの設定は慎重に行う必要があります。
定期的にGoogleサーチコンソールでインデックス状況を確認し、意図しないページが除外されていないか確認しましょう。
また、サイトの更新や移行の際は、noindexタグの設定に注意を払い、ミスのないよう徹底することが重要です。

まとめ

「noindexタグによって除外されました」のメッセージは、Webサイトの管理者にとって重要な意味を持っています。
意図的に設定した場合は問題ありませんが、意図せずにnoindexタグが設定されている場合は、速やかに解除する必要があります。

サイト運営においては、定期的にGoogleサーチコンソールやHTMLソースコードを確認し、noindexタグの設定に問題がないか確認しましょう。
適切なnoindexタグの管理は、サイトの検索パフォーマンスを維持するために欠かせません。