URLとは？ドメインとの違いやスマホでの確認方法・使い方を分かりやすく解説！

URLとは

URLとは、ネット上の特定のページやファイルの住所のようなものです。
正式にはUniform Resource Locatorと呼ばれ、私たちがインターネットを利用する上で欠かせない存在となっています。
ブラウザの上部に表示される「https://」から始まる文字列がURLで、これを入力することで目的のページにアクセスできるのです。

URLとドメインの違い

URLとドメインは似ていますが、異なる概念です。
ドメインはURLの一部であり、ウェブサイトのメインアドレスを指します。
例えば、「https://www.example.com/page1.html」というURLがあった場合、「www.example.com」の部分がドメインになります。
つまり、ドメインはウェブサイト全体を表し、URLは個々のページを指し示すと言えるでしょう。

スマートフォンでのURL確認方法

スマートフォンでURLを確認するには、ブラウザアプリを開き、画面上部のアドレスバーをタップします。
すると、現在表示しているページのURLが表示されます。
また、ページ内のリンクを長押しすることで、リンク先のURLを確認することもできます。
アプリ内ブラウザを使用している場合も、同様の操作でURLを確認できるはずです。

URLの構造

URLは、いくつかの要素で構成されています。
先頭の「https://」はスキーム（プロトコル）と呼ばれ、通信方式を表します。
次に続くのがドメインで、その後ろにはパス、クエリパラメータ、フラグメント（アンカー）が続く場合があります。

例えば下記URLの場合は表のように分解できます。

例：https://e-cle.co.jp/magazine/web-production/url/

要素名	例	説明
スキーム名	https	情報の取得方法（プロトコル）を表します。httpsは「HyperText Transfer Protocol Secure」の略で、暗号化された通信を行うプロトコルです。他にもhttpやftpなどがあります。
ホスト名	www	ドメイン内の特定サーバーやコンピュータを表します。
ドメイン名	e-cle.co.jp	情報を提供するネットワークを表します。
パス名	magazine/web-production/url/	サーバー内でのファイル（情報）の所在を表します。ページのアドレスです。

URLの種類

絶対URL

絶対URLは、スキームから始まる完全な形式のURLです。
「https://www.example.com/page1.html」のように、ドメインを含むURLを指します。
どのページから参照しても同じ場所を示すため、外部リンクやメールでのリンク共有などに使われます。

相対URL

相対URLは、現在のページを基準として、相対的な位置を示すURLです。
「/page2.html」や「../image/logo.png」のように、ドメインを省略した形式で表されます。
同じウェブサイト内でのリンクに使用されることが多く、ページの移動やメンテナンスが容易になります。

セマンティックURL

セマンティックURLは、URLの見た目や意味が分かりやすいように設計されたURLのことです。
「/products/electronics/smartphones/」のように、ディレクトリ構造とページ内容が一致している場合、ユーザーにとって理解しやすく、検索エンジンにも優しいURLになります。

URLの使い方

リンクの指定

HTMLでのリンクの指定方法

HTMLでは、<a>タグのhref属性にURLを指定することで、リンクを作成できます。
<a href=”https://www.example.com”>リンク先</a>のように記述し、絶対URLと相対URLのどちらも使用可能です。

その他の要素でのURL指定

タグのsrc属性や、タグのhref属性など、HTML内の様々な要素でURLを指定します。
これにより、画像や外部CSSファイルなどを読み込むことができます。

ブラウザでのURL入力

ブラウザのアドレスバーにURLを直接入力し、Enterキーを押すことで、目的のページに直接アクセスできます。
また、アドレスバーにキーワードを入力すると、検索エンジンで検索を行うこともできます。

URLに関連する用語と概念

IPアドレスとDNS

IPアドレスは、インターネット上でコンピュータを識別するための数字の組み合わせです。
URLに含まれるドメイン名は、DNSというシステムによってIPアドレスに変換されます。
これにより、人間が覚えやすいドメイン名を使って、目的のサーバーにアクセスできるようになっています。

ドメイン名

ドメイン名は、ウェブサイトのアドレスとなる文字列です。
「example.com」や「www.example.jp」のように、「.」（ドット）で区切られた階層構造を持ちます。
ドメイン名は、組織や個人が登録して使用します。

Webサーバー

Webサーバーは、HTTPを介してウェブページを配信するコンピュータ（サーバー）のことです。
URLに指定されたドメイン名やIPアドレスに基づいて、クライアントからのリクエストに応じて適切なウェブページを返します。

まとめ

URLは、インターネットを利用する上で欠かせない存在であり、ウェブページの住所のような役割を果たしています。
URLの構造や種類を理解することで、より効果的にウェブサイトを設計し、ユーザーに分かりやすく情報を提供することができます。
また、スマートフォンでのURL確認方法を知ることで、モバイル端末でもスムーズにウェブを閲覧できるでしょう。
URLに関連する用語や概念を学ぶことで、インターネットの仕組みをより深く理解し、ウェブをより有効に活用できるはずです。